CA ARCserve® D2D r16 リリース ノート
1.0 はじめに
2.0 新機能
3.0 製品の更新
4.0 システム情報
4.1 システム要件
4.2 オペレーティング システムのサポート
4.3 デスクトップおよびラップトップのサポート
4.4 アプリケーションの回復のサポート
5.0 一般的な考慮事項
6.0 修正された問題
7.0 既知の問題
8.0 言語サポート
9.0 使用条件
10.0 CA Technologies へのお問い合わせ
10.1 CA サポート リンク
1.0 はじめに
CA ARCserve D2D のリリース ノートへようこそ。
このドキュメントには、CA ARCserve D2D
の使い方に関する以下の情報が記載されています。
- システム要件、オペレーティング システム
サポート、アプリケーション回復サポートなど、本製品のインストール前に知っておく必要のある情報
- この製品を使用する前に注意する必要がある既知の問題のリスト
2.0 新機能
以下の新機能がこのリリースの CA ARCserve D2D
に追加されました。
Exchange オブジェクトの詳細レベル リストア
CA ARCserve D2D
によってバックアップが正常に実行されるたびに、バックアップの
Point-in-Time スナップショット
イメージも作成されます。
この復旧ポイントの集合体によって、リストアする必要があるバックアップ
イメージを正確に特定して指定できます。
Exchange
の場合は、これらの復旧ポイントを参照し、回復する個々のオブジェクト(メールボックス、メールボックス
フォルダ、電子メールなど)を特定することができます。
エクスプローラとの統合
CA ARCserve D2D では、[ARCserve D2D
ビューに変更]オプションを使用して、Windows
エクスプローラから直接ファイル/フォルダおよび
Exchange
オブジェクト(メールボックス、メール
フォルダ、メール)を参照およびリストアできるようになりました。
復旧ポイントのコピー
復旧ポイントのコピー機能を必要なときに手動で起動したり、または指定したスケジュールに基づいて自動的に起動できるようになりました。
バックアップ速度のスロットル制御
CA ARCserve D2D
では、バックアップが書き込まれる最高速度(MB/分)を指定できるようになりました。
バックアップ速度のスロットル制御を実行すると、CPU
またはネットワークの使用率を低減できます。
ただし、バックアップ速度の制限は、バックアップ
ウィンドウに悪影響を及ぼします。
バックアップの最高速度を抑えるほど、バックアップの実行時間が増加します。
注: デフォルトでは、[スロットル
バックアップ]オプションは有効ではなく、バックアップ速度は制御されていません。
アラート通知
CA ARCserve D2D では、以下の電子メール
アラート通知を提供します。
暗号化/復号化のサポート
CA ARCserve D2D
は、機密データを暗号化して保護(暗号化パスワードを使用)する機能と、暗号化されたデータを回復後に復号化する機能を提供します。
- 暗号化は、圧縮されていないバックアップ形式と圧縮されたバックアップ形式の両方に対してサポートされています
(圧縮されたバックアップは、暗号化された場合
VHD 形式ではなくなります)。
- Windows
に内蔵された暗号化ライブラリがデータの暗号化および復号化に使用されます。
Windows XP/2003/Vista/2008 の場合: CAPI
(CryptoAPI)がデータ暗号化に使用されます。
Windows 7/2008 R2 の場合: CNG (Cryptography API Next
Generation)がデータ暗号化に使用されます。
注: データの相互運用性は、CAPI と CNG
の双方向でサポートされています。つまり、Windows
XP/2003/Vista/2008 で暗号化されたデータは
Windows 7/2008 R2
上で復号化できます(逆も同様です)。
この相互運用性により、あるコンピュータのバックアップを別のコンピュータに移動して、そこからデータをリストアすることが可能になります。
- 暗号化パスワード管理によってメモリ機能が提供されるため、暗号化されたデータをリストアするためにユーザが暗号化パスワードを記憶している必要がありません。
暗号化されたバックアップすべてに対して、暗号化パスワードがパスワード
リスト ファイルに保存されます。
CA ARCserve D2D
にログインできれば、現在のバックアップからデータをリストアするために暗号化パスワードを記憶している必要はありません
(現在のバックアップとは、ログインしているコンピュータから作成されたバックアップのことです)。
別のコンピュータに属する暗号化されたバックアップからデータをリストアする場合は、常に暗号化パスワードを提供する必要があります。
ファイル コピー
ファイル コピーは 2
番目の場所にクリティカル
データをコピーすることに使用でき、アーカイブ目的に使用できます。
ファイル コピーでは、オフサイトまたは 2
番目のストレージ
リポジトリへのコピーが完了した後、安全かつ確実にソース
データを削除できます。
CA ARCserve D2D
は、ファイルをコピーまたは移動するための以下の機能を提供することにより、ストレージ
コストの削減、法令遵守、データ保護の強化をサポートします。
注: [ファイル コピー -
ソースの削除]オプションを使用した場合、データはソースからデスティネーションに移動されます(元の場所からは削除されます)。
ファイル
コピーを実行した場合は、データがソースからデスティネーションにコピーされます(元の場所のファイルはそのまま残ります)。
- 指定したポリシーに基づいてディスクまたはクラウドにファイルをコピーします。
- ブロック レベルのファイル
コピーを使用すると、前回のファイル
コピーの時点で変更されているソースのブロックのみを保存および格納できます
(コピーされるデータの量が大幅に減ります)。
- コピー対象のソースとして、特定のボリュームまたはフォルダ(1
つまたは複数)を選択できます。
- フィルタを設定して、特定の基準またはパターンに基づいてファイルを含めたり除外したりできます。
- 指定した回数のバックアップが正常に完了したときにファイル
コピーが実行されるようにスケジュールを指定できます。
- 同じソースのバージョンを指定したデスティネーションにファイル
コピーできます。
- ファイル
コピーされるデータを暗号化して保護できます。
- データを圧縮してからファイル
コピー処理を実行できます。
- ファイル
コピーされたデータを保持する期間を指定できます。
- デスティネーション上に保存可能なバージョンの数を指定できます。
CA ARCserve D2D 更新
CA ARCserve D2D
に自動更新をダウンロードおよびインストールするために以下の機能が提供されます。
- CA ARCserve D2D
に対して適用可能な更新をチェックします(UI
またはシステム トレイ
モニタから手動で開始するか、またはスケジュールによって自動的に開始)。
- 更新の自動または手動ダウンロードをトリガします。
- 更新の確認を定期的に自動実行するためのカスタム
スケジュールを指定します。
- UI またはシステム トレイ
モニタから、またはコマンド
ラインからサイレントで更新のインストールをトリガします。
- 新しい更新が利用可能になった場合(または問題が生じた場合)に、電子メール通知が自動的に送信されるように指定します。
- 利用可能な更新をダウンロードするために、クライアント/ステージング
サーバが CA サポート
に接続(直接またはプロキシ
サーバを介して)するよう設定します。
(ステージング サーバは、CA ARCserve D2D
がインストールされたコンピュータで、更新を一時的にダウンロードするための格納場所として使用されます。更新はそこから
CA ARCserve D2D クライアント
コンピュータにインストールされます)。
- インターネットへのアクセスが制限されたクライアント用にステージング
サーバを使用します。
- 更新をダウンロードするために複数のステージング
サーバを設定します。 プライマリ
ステージング
サーバが使用できない場合、ダウンロード機能は次に指定されたステージング
サーバに自動的に移ります。
- 1
つのコンピュータから別のコンピュータへのリモート展開によって、すべての更新設定および電子メール設定を元のコンピュータから展開対象コンピュータに移動できます。
注: CA ARCserve D2D
でリリースされる更新はすべて累積更新です。
各更新には、それまでにリリースされたすべての更新が含まれているので、コンピュータを常に最新の状態に保つことができます。
3.0 製品の更新
このリリース用の CA ARCserve D2D r16
更新は以下のとおりです。
更新を選択すると、対応するリリース
ノートを参照できます。
4.0 システム情報
このセクションでは、システム要件とサポートされているオペレーティング
システムについて説明します。 CA ARCserve D2D
をインストールして使用する前に、以下の情報を確認してください。
4.1 システム要件
CA ARCserve D2D
のシステム最小要件は、以下のとおりです。
- CPU: 1 GHz 以上のプロセッサを推奨
- RAM: 1 GB 以上を推奨
- ディスク容量の要件
- CA ARCserve D2D Setup.exe (フル
パッケージ)のインストール:
720 MB (最小)
1 GB 以上(推奨)
- インストール後の処理(バックアップの実行、ログ
ファイルの作成、カタログ一時ファイルの生成など)
1 GB
- ファイル バックアップ制限
その他のハードウェア
- DVD-ROM ドライブ(CD/DVD-ROM
からインストールする際に必要)
- XGA (1024×768)以上の高解像度のビデオ
アダプタとモニタ
インターネット ブラウザ
サポートされているインターネット
ブラウザの全リストについては、「CA ARCserve
D2D r16 Compatibility Matrix」を参照してください。
Adobe Flash Player
4.2 オペレーティング システムのサポート
サポートされているサーバのオペレーティング
システムの全リストについては、「CA ARCserve
D2D r16 Compatibility Matrix」を参照してください。
4.3 デスクトップおよびラップトップのサポート
サポートされているデスクトップおよびラップトップ
システムの全リストについては、「CA ARCserve
D2D r16 Compatibility Matrix」を参照してください。
4.4 アプリケーションの回復のサポート
サポートされているアプリケーション回復システムの全リストについては、「CA ARCserve D2D r16 Compatibility
Matrix」を参照してください。
5.0 一般的な考慮事項
このセクションでは、CA ARCserve D2D
を使用する前に知っておく必要のある一般的な情報について説明します。
6.0 修正された問題
以下は、CA ARCserve D2D
の現在のリリースに含まれている修正です。
このセクションに記述されていない修正点にお気づきの際は、CA
サポート までお問い合わせください。
T146541 |
T16C909 |
T2D2795 |
T2D2808 |
T2D2821 |
T36A643 |
T5E5097 |
T5E5099 |
T5E5102 |
T5PY043 |
T5QO001 |
T5QO005 |
T5QO008 |
T5QO024 |
T5QO030 |
T5R3016 |
7.0 既知の問題
CA ARCserve D2D
に関連する以下の問題がこのリリースに存在していることが判明しています。
- CA ARCserve D2D を Windows Core オペレーティング
システムにインストールする場合、インストール
プロセス中は表示用バナー(HTML)が表示されませんが、インストールの他のすべての部分は正常に続行します。
- CA ARCserve D2D がインストールされている
Windows 2003 サーバを使用しており、OS を
Windows 2003 から 2008
にアップグレードする場合、最初に CA
ARCserve D2D をアンインストールし、次に OS
を正常にアップグレードしてから CA ARCserve
D2D を再インストールする必要があります
(OS のアップグレード前に CA ARCserve D2D
をアンインストールしないと、サーバが起動しない場合があります)。
- 任意の Windows 2008 オペレーティング
システム マシンに CA ARCserve D2D
をインストールする場合、アプリケーション
イベント ログに MSI インストーラの「Event
ID:
1032」警告メッセージが記録される場合があります。
このメッセージは、製品で使用されるシステム変数によって生成された誤ったアラートです。
この警告は無視してください。
- CA ARCserve D2D インストール パスのカタログ
フォルダに多くのファイルが含まれる場合、インストール
プロセスでこれらのファイルを削除する必要があるため、CA
ARCserve D2D
のアンインストールの実行速度が遅くなる場合があります。
- 再起動時、CA ライセンス
サービスの起動(Event Log Watch
サービス)中にタイムアウト
エラーが発生した場合、以下のように、タイムアウト設定をデフォルトの
30 秒(30000 ミリ秒)から 2 分(120000
ミリ秒)に増やすことができます。
変更前:
[HKEY_LOCAL_MACHINE ¥System ¥CurrentControlSet ¥Control]
ServicesPipeTimeout = "30000"
変更後:
[HKEY_LOCAL_MACHINE ¥System ¥CurrentControlSet ¥Control]
ServicesPipeTimeout = "120000"
- FireFox
ユーザは、何千ものファイルが含まれるフォルダを参照しているときにタイムアウト
エラーが発生した場合、以下の手順に従ってタイムアウト期間を延長してください。
- FireFox アドレス
バーに「about:config」と入力します。
- フィルタに「dom.max_chrome_script_run_time」と入力します。
- 必要に応じてタイムアウト値を増やします。
(時間の単位は秒です)
この問題の詳細については、次の場所を参照してください:
http://kb.mozillazine.org/Dom.max_chrome_script_run_time
- Internet Explorer 6
以降で、何千ものファイルが含まれたフォルダを参照しているときにタイムアウト
エラーが発生した場合、以下の手順に従ってレジストリ
エントリを編集し、タイムアウト期間を延長してください。
- レジストリ エディタ(Regedt32.exe
など)を使用して、以下のキーを開きます。
HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Microsoft¥Internet
Explorer¥Styles
注: Styles キーが存在しない場合、Styles
という名前の新しいキーを作成します。
- このキーの下に、「MaxScriptStatements」という新しい
DWORD 値を作成し、必要なスクリプト
ステートメントの数を値として設定します。
設定すべき値がわからない場合は、「0xFFFFFFFF」の
DWORD 値を設定し、ダイアログ
ボックスを表示しないようにすることができます。
この問題に関する詳細は、次の場所を参照してください:
http://support.microsoft.com/kb/175500
- Exchange データベース
レベルの回復に失敗し、Windows
アプリケーション イベント ログに ESE
エラー 515
が記録された場合は、以下の手順に従います。
- 以下の Microsoft
サポート技術情報を参照し、この既知の問題の原因を確認します。
- 以下の手順を実行して Exchange
データベースを再度リストアします。
- リストアしている Exchange
データベースに対する Exchange
トランザクション
ログが存在するフォルダにアクセスします。
- バックアップのためすべてのファイルを別のフォルダに移動させます。
- Exchange データベース レベルのリストア
ジョブを再サブミットします。
- Exchange Server 2010 上で CA ARCserve D2D
を実行している場合、Exchange
カタログの生成後に、ソースが "ESE"
であるイベント ログ
メッセージで詳細メッセージを表示できなければ、原因として、eseutil.exe
ファイル(Exchange
に付随しているユーティリティ)および
ese.dll ファイル(メッセージ ファイル)が
Exchange 2010 インストール
フォルダとは異なるフォルダに存在していることが考えられます
(Exchange カタログを作成する際、CA ARCserve
D2D はこれらの ESEUtil
ファイルを起動のために一時フォルダにコピーし、その後削除します)。
この問題が発生した場合、レジストリ
キーを変更して、ese.dll メッセージ
ファイルが正しい場所を指すようにします。
- 以下のレジストリ キーにアクセスします。
HKLM¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services¥EventLog¥Application¥ESE
- Exchange 2010 インストール フォルダ下の ESE.dll
について、値 "EventMessageFile" を変更します。
(通常、"C:¥Program Files¥Microsoft¥Exchange
Server¥V14¥Bin¥ESE.dll" になります)
- メール オブジェクトを Exchange
メールボックスにリストアし、そのメールがサードパーティ
SMTP サーバから MIME
形式を使用して送信された場合、OWA (Outlook
Web
Access)でそのメールを表示したときに、個々の名前に関連付けられている
CC アドレス
プロパティに正確な名前またはメール
アドレスが表示されない場合があります。
- Exchange 詳細リストアを使用して Exchange Server
でバックアップの実行を試みると、システム
イベント ログに「イベント ID 29、source
volsnap」エラーが記録される場合があります。
これは、1 つのボリューム
ディスク上に永続的なボリューム シャドウ
スナップショット(VSS)が保存されており、このボリュームを
CA ARCserve D2D
を使用してバックアップした後、バックアップがローカル
ボリュームとしてマウントされたために発生する場合があります。
マウントされたボリューム上の永続的なボリューム
スナップショットは元のボリュームのものと重複します。
これが発生する場合、このエラー
メッセージは問題なく無視でき、マイナスの影響はありません。
- Exchange データベース用の Exchange GRT
カタログを生成しようとして、フォーマットされていないパーティションが存在することを知らせるポップアップ
メッセージ ダイアログ
ボックスが表示された場合は、バックアップされた
VHD ファイルがマウントされる前に CA ARCserve
D2D がファイル システム
データを読み取ろうとしている可能性があります。
これが発生した場合は、このメッセージを無視して、メッセージ
ダイアログ
ボックスの[キャンセル]をクリックします。
- Exchange メール
オブジェクトを別の場所にリストアする場合、現在の
Active Directory
の表示名とアカウント名がメールボックス
アカウント用として使用されます。
ほとんどの場合、これらの名前は同じです。
ただし、CA ARCserve D2D
にはアカウント名のみが表示され、表示名は表示されません。
バックアップの実行後に表示名を変更した場合は、アカウント名と表示名は同じにはなりません。
この名前の相違は、リストア
ジョブに影響しません。同じメールボックス
アカウント用のアカウント名と表示名は異なっていてもかまいません。
- Hyper-V に関連する Microsoft
の制限事項により、Windows 2008 VM を Hyper-V
に接続された SCSI ディスク(SCSI
ディスク上のブート
ボリューム)から起動することはできません。
そのため、Windows 2008 マシン(IDE
ディスクを接続)を使用している場合、このマシンの
BMR を Hyper-V ホスト上の VM (SCSI
ディスクを接続)に実行することはできません。
SCSI ディスクをブート
ディスクとして使用できないことについては、Microsoft
の説明を参照してください。(http://technet.microsoft.com/en-us/library/dd296684(WS.10).aspx)
- デーモン ツール バージョン 344
をインストールした場合、BMR
を実行する前に最新のバージョンにアップグレードする必要があります。
異なる種類のハードウェアに BMR
を実行した場合、デーモン ツール
バージョン 344
がインストールされていると、BMR
の後にブルー スクリーン
エラーが発生する可能性があります。
(これは、デーモン
ツールの既知の問題で、新しいリリースでは修正されています。)
- vSphere サーバ上でホストされた VM
用の仮想ネットワーク アダプタとして
VMXNET2/3 を使用する場合、VMXNET2/3
用のドライバが CA ARCserve D2D BMR PE
イメージに含まれていないためにネットワークにアクセスできないことがあります。
その場合、BMR を実行する前に VM 環境設定で
"レガシー" ネットワーク アダプタを VM
に追加し、BMR
時にはそれを使用してネットワークにアクセスし、BMR
の完了後に削除します。
- Windows XP (32 ビット)マシン上で SQL Express
データベースのリストアを試行した場合、SQL
Express リストアは失敗します。
その場合は、ベア
メタル復旧(BMR)を実行してマシン全体をリストアし、BMR
の後に SQL データベースをリストアできます。
- BMR を実行しようとし、ハード
ディスクのサイズが 2TB
を超えている場合、CA ARCserve D2D BMR UI
で表示されるディスク
サイズが正しくない場合があります。
これが発生する場合、サーバが 2TB
を超えるディスク
サイズをサポートしていない可能性があります。
- 復旧ポイントのコピー
スケジュールを設定し、復旧ポイント
コピー保存数を 1
に設定した場合、このコピーされた復旧ポイントを使用して
BMR を実行できない場合があります。. BMR
中にこの復旧ポイントを選択して続行しようとすると、このセッションをロックできないことを示すエラー
メッセージが表示されます
(これが発生するのは保存数が 1
に設定されている場合のみです)。
これが発生した場合は、バックアップ先フォルダを参照して、「SessCfg.ses」という名前のファイルを手動で削除します。その後、BMR
を正常に実行できるようになります。
- 電子メール
アラート通知を設定し、件名フィールドにサロゲート文字(UTF-16
エンコーディングで 1 個のダブル
バイトコードで表すことができない多言語文字)が含まれる場合、受信した電子メール
アラート内のこれらのサロゲート文字が文字化けする場合があります
(電子メール
アラートは送信されますが、受信した電子メールの件名フィールドが影響を受ける場合があります)。
これが発生する場合は、電子メールの件名を変更してサロゲート文字を削除してください。
- CA ARCserve D2D
モニタから[今すぐバックアップ]ダイアログ
ボックスに アクセスした場合(ホーム
ページからアクセスしていない場合)、[バックアップ名]フィールドに入力している
JIS2004 文字が表示されない場合があります。
- バックアップ/ファイル
コピー/復旧ポイントのコピー
ジョブのデスティネーション パスに JIS2004
文字が含まれている場合、CA ARCserve D2D UI
にそれらの文字が正しく表示されない可能性があります。
同じ問題により、電子メール
アラート通知の設定で JIS2004
文字が電子メールの件名に正しく表示されない場合もあります。
この問題を回避するには、デスティネーション
パスや電子メールアラートの件名に JIS2004
文字が含まれないようにします。
- "automount"
オプションが無効になっている場合、CA
ARCserve D2D はマウント
ポイントを持たないボリューム(ドライブ文字がないか、ディレクトリにマウントされていない)をバックアップすることができません
(これは通常、システム
ボリュームがマウント ポイントを持たない
Windows 7/2008 R2
システムで発生しますが、これらのオペレーティング
システムに限られるわけではありません)。
"automount"
が有効になっているかどうかを確認するには、コマンド
ライン コンソールを起動して以下を入力します。
diskpart.exe
automount
automount
オプションが無効になっている場合は、以下のコマンドを入力します。
automount enable
- CA ARCserve Backup と CA ARCserve D2D を統合し、CA
ARCserve D2D バックアップ先をローカル
ドライブからリモート ネットワーク
ドライブに変更した場合、問題が発生します。
引き続き増分バックアップを実行して 2
つのバックアップ先をリンクした場合、CA
ARCserve Backup を使用して 2
番目のバックアップ先をホストするマシンから
CA ARCserve D2D
セッションのテープへのバックアップを実行しようとすると、正常に動作しません。
- r16 の CA ARCserve D2D
サーバを使用しており、ホーム画面のサーバのドロップダウン
リストに r15 の CA ARCserve D2D
サーバを追加した場合、CA ARCserve D2D r16
ホーム画面からは r15
サーバのステータスを管理または表示できない場合があります
(r15 CA ARCserve D2D サーバは r16
ホーム画面からは管理できませんが、代わりに
r15 CA ARCserve D2D
サーバを管理するための新しいウィンドウが開きます)。
- Eucalyptus-Walrus クラウド
ストレージへのファイル コピー
ジョブを実行する場合、関連するファイル/フォルダに
Walrus
サーバでサポートされていない文字セットの文字が含まれていると、ファイル
コピー
ジョブではそれらのファイルがスキップされます。
ファイル コピー
ジョブで必要なすべての文字セットが Walrus
サーバ上でサポートされていることを確認してください。
注: Eucalyptus-Walrus クラウド
ストレージでは、ファイルまたはフォルダ名内のスペース文字はサポートされない文字と見なされるため、ファイル
コピー
ジョブではこれらのファイルはスキップされます。
- Amazon S3 および Windows Azure
の場合、ホスト名にアンダースコア記号(_)が含まれていると、ファイル
コピーはサポートされません。
Beta/RC テストに関する CA ARCserve D2D の既知の問題
- Beta/RC テスト プロセスに関与したユーザの場合
- このバージョンをインストールする前に、CA
ARCserve D2D の Beta/RC
バージョンをアンインストールする必要があります。
- ファイル
コピー先として新規または別の場所を指定する必要があります(Beta/RC
テストで使用した場所は使用しません)。
8.0 言語サポート
翻訳済み製品(ローカライズ済み製品とも言います)とは、製品のユーザ
インターフェース、オンライン
ヘルプ、その他ドキュメントのローカル言語サポートに加えて、日付、時刻、通貨、数値に関してローカル言語でのデフォルトの書式設定をサポートする国際化製品です。
このリリースの CA ARCserve D2D for Windows
は、英語版リリースに加え、以下の言語に翻訳およびローカライズされています。
- 中国語(簡体字)
- 中国語(繁体字)
- フランス語
- ドイツ語
- イタリア語
- 日本語
- ポルトガル語
- スペイン語
9.0 使用条件
CA マニュアル選択メニューの
¥Bookshelf_Files¥TPSA
フォルダで以下の使用許諾契約を利用できます。
10.0 CA Technologies へのお問い合わせ
テクニカル
サポートの詳細については、弊社テクニカル
サポートの Web サイト(http://www.ca.com/jp/support/)をご覧ください。
10.1 CA サポート リンク
CA ARCserve D2D のサポート リンク
CA サポート
オンラインでは、技術的な問題を解決するのに役立つ豊富なリソースのセットが提供され、重要な製品情報にも容易にアクセスできます。
CA
サポートでは、信頼できるアドバイスをいつでも簡単に参照できます。
以下のリンクを使用すると、問題の解決に役立つさまざまな
CA サポート サイトにアクセスできます。
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